研究課題
若手研究(B)
胃瘻は有用な手段だが、適切な評価を受けずに胃瘻造設・絶食となることがある。そこで絶食中の胃瘻患者の嚥下機能を評価し、介入の影響を検討した.療養型病床入院患者16例を対象とし、嚥下内視鏡検査を行った。誤嚥なくゼリー摂取可能だった群に直接訓練を3週間実施し、誤嚥を認めた群に口腔ケアを実施し、介入前後の安静時嚥下頻度と胃排出能を比較した。可能群・不可能群ともに8例で、年齢・絶食期間に有意差はなかった。全例が肺炎になることなく経過し、可能群の嚥下頻度が介入後に有意に増加した。以上から、不要な絶食を防ぐための造設前の検査の重要性、直接訓練の実施が唾液嚥下機能を改善し肺炎予防につながる可能性が示唆された。
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