研究課題
若手研究(B)
摂食嚥下障害者(上手く食べられない,飲み込めない者)に対して,食物を用いず安全に訓練を行う方法を開発するため,基礎的なデータを取得した.これまでの研究で,若年者の咽頭(のど)領域に微小な電気刺激を加えた場合の飲み込みたくなる条件を解析したところ,周波数10-15Hz,刺激強度1.1-1.3mAで刺激すると飲み込みたくなるという結果を得た.これに対して,65歳以上の高齢者において刺激条件を解析した結果,若年者と比較して飲み込みたくなる閾値は有意に高くなった.加齢の影響で刺激条件は異なるものの,高齢者に対する咽頭刺激は,飲み込みを促す訓練として有用である可能性が示された.
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