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2013 年度 実施状況報告書

「疼痛アセスメント能力自己評価尺度-精神科看護師用-」の開発

研究課題

研究課題/領域番号 24792398
研究機関札幌市立大学

研究代表者

檜山 明子  札幌市立大学, 看護学部, 助教 (70458149)

キーワード疼痛 / アセスメント / 精神疾患患者
研究概要

本研究の目的は,「疼痛アセスメント能力自己評価尺度-精神科看護師用-」を開発することである.そこで,平成25年度は,精神疾患患者の疼痛アセスメント自己評価表を作成し,その妥当性・信頼性を検証するための調査を行った.
平成24年度は,質的なデータ分析から「精神疾患患者に対する看護師の疼痛アセスメント行動」をカテゴリ化した.その結果を元に自己評価尺度案を作成し,数回の専門家会議を経て28項目,5段階尺度の「精神疾患患者に対する疼痛アセスメント行動自己評価尺度」を作成した.
また,疼痛アセスメントに関する国内外の文献検討を通して理論的枠組みを作成し,精神疾患患者の疼痛アセスメント行動に関係する可能性のある16変数を抽出した.
以上の結果から,精神疾患患者に対する疼痛アセスメント行動自己評価尺度の妥当性・信頼性検証と,精神疾患患者の疼痛アセスメント行動と特性変数間の関連探索を目的とした質問紙を作成した.
作成した質問紙を用いて精神科勤務看護師50名に対してパイロットスタディを実施し,その結果を用いて専門家会議を実施し,質問紙を洗練させた.
平成26年2月~3月に,全国の精神科病棟を有する医療施設に依頼をし,協力が得られた68施設に対して質問紙を郵送した.質問紙の返送は自由意思に基づいて各回答者が個別に郵送する方法を用いた.現在は質問紙の回収中である.集計途中ではあるが,回収率は非常に良好である.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

現在は当初の計画通りの進捗状況である.

今後の研究の推進方策

回収中のデータ入力について,連携研究者,研究補助者と協働し,速やかに実施する.分析結果に関して,連携研究者や精神看護専門看護師等との検討会議を既に予定しているため,研究推進の準備は整っている.

次年度の研究費の使用計画

質問紙調査が年度末にかかったため,受取人払の郵便料金が4月に必要になった.また,データ入力研究補助者に対する謝金も4月以降に支払うこととなった.
支出時期に変更があったが,使用計画に変更はないため,計画通り遂行していく.

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公開日: 2015-05-28  

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