前立腺全摘出術を受けた患者とケアを実施している看護師に、排尿障害とセクシュアリティに関する工夫や必要と考えられるケアについてインタビューを行った。患者は排尿障害に対する工夫を自ら行い、家族もその工夫を見守りながら支えていた。またセクシュアリティについてはライフステージやそれまでの捉えによって対策が異なっていた。看護師は排尿障害に対する対策に関し、患者と共に具体的な生活での工夫を考えていたが、セクシュアリティに関しては患者から質問があった場合に対応をしていた。前立腺がんに関する知識と排尿障害の対策例、セクシュアリティに関して患者と家族へどう関わるかについてガイドライン案を作成した。
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