血圧の影響を受けない動脈硬化指標である心臓足首血管指数(CAVI:cardio ankle vascular index)を測定できる『血圧脈波検査装置VaSera(バセラ)』を導入し、看護的治療「フットケア」を定量的に評価することを目的に研究を開始した。フットケアを実践した後の経過を追うと、CAVIについては、3名中2名は維持または改善しており、3名中1名は、悪化していた。患者の足病変は、患者自身が自己処理できない胼胝や爪肥厚であり、足病変の有無によりCAVIが異なっていたため、フットケア以外の下肢血流へ影響を及ぼす要因についても検討する必要がある。
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