研究課題/領域番号 |
24792429
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研究機関 | 浜松医科大学 |
研究代表者 |
足立 智美 浜松医科大学, 医学部, 助教 (50377735)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | 子宮頸がん検診 / 子宮頚部異形成 / 外来看護 |
研究実績の概要 |
子宮頸がんの増加に伴い、子宮頚部異形成と診断される女性も増加している。特に中等度/高度異形成と診断された女性は、新たな検査や手術が必要となり短期間での意思決定が求められる。しかし、癌と診断された患者とは異なり、看護者からのサポートがいまだ不十分な現状がある。また、無症状のことが多く突然の診断を受ける状況の中、情報不足や間違った病気に対する認識により混乱や不安をきたす等不適切な対処行動が問題となっている。
本研究では平成24年度~26年度に看護者のサポート実態解明に向けて看護者に対して質問紙調査を行った。その結果、87.4%の看護者が中等度/高度異形成と診断された女性への看護の必要性があると回答したが「実際には表情や態度で見守っていることを示した」看護者が多く、直接個別指導が行われていない現状が明らかとなった。平成27年度にはその結果を受けて、実際に子宮がん検診にて異常を指摘されたことがある女性を対象にして半構成的面接調査を開始した。現在分析中である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
調査対象者の応募が想定よりも少なく、医療機関に対して募集チラシを配布して調査対象者を募ったため。
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今後の研究の推進方策 |
面接調査を実施し、データ分析を行う。
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次年度使用額が生じた理由 |
当初の予定よりも研究協力者の応募が少なく、追加で募集を実施したため研究計画が遅れている。面接調査にて得られたデータを今後分析し学会発表予定である。
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次年度使用額の使用計画 |
テープ起こし費用、学会発表時の英文構成費用、学会参加費、学会発表準備等に用いる。
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