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2014 年度 実績報告書

人工股関節置換術を受けた患者の日常生活サポートシステムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 24792430
研究機関大阪教育大学

研究代表者

橋弥 あかね  大阪教育大学, 教育学部, 講師 (00457996)

研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2015-03-31
キーワード全人工股関節置換術 / 遠隔看護 / 看護情報学
研究実績の概要

THAを受けた患者に退院指導を行っている看護師を対象として、作成したTHAを受けた患者に対する日常生活情報提供システムについてのユーザビリティ評価を実施した。
【方法】同意の得られた看護師にセルラー版タブレット端末とシステムの使用方法の説明を文書と口頭で説明し、10日間程度タブレット端末を貸し出し、システムを利用してもらった。10日間程度後、ウェブユーザビリティスケール(WUS)を用いてユーザビリティ評価を実施した。
【結果】看護師5名が研究に参加し、WUSの結果は以下の通りとなった。「好感度」3.8、「役立ち感」3.1、「信頼性」3.9、「操作のわかりやすさ」4.1、「構成の分かりやすさ」3.9、「見やすさ」3.3、「反応の良さ」4.4。
【考察】「役立ち感」と「見やすさ」が他の評価軸より低いという結果であった。「役立ち感」については、提供している内容がニーズに適しているものと適していないものが存在する可能性がある。そのため、内容について再検討する必要がある。「見やすさ」については、特に動画がピンチアウトをしなければ大きくならないため、低い評価であったと考える。実際のユーザは高齢の方が多いため、できるだけ操作が簡便である必要がある。「反応の良さ」は他の評価軸より高かった。通信状況や操作の熟練度などに関連するが、タブレット端末の画面反応比較で反応速度がもっとも速いものはiPad miniである。今回使用したタブレット端末はiPad miniであったため、タブレットそのものが持つ反応速度も関連していたのではないかと考える。
【結論】「役立ち感」と「見やすさ」が他の評価軸より低いという結果であった。今後は内容について再検討を行うことで、有用なシステムとなる可能性があると考える。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2014 その他

すべて 学会発表 (1件) 備考 (1件)

  • [学会発表] 人工股関節置換術を受けた患者の日常生活情報提供システムの開発2014

    • 著者名/発表者名
      橋弥あかね、梶村郁子、大田博、東ますみ
    • 学会等名
      第34回医療情報学連合大会
    • 発表場所
      幕張メッセ
    • 年月日
      2014-11-06 – 2014-11-08
  • [備考] THAネットワーキング

    • URL

      http://thanet.me/index.html

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公開日: 2016-06-01  

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