第1報では、クリティカルケアの医療者が終末期ケアをどのように捉えているかを明らかにするために、医師、看護師を対象にした質問紙調査を実施した。結果、患者の苦痛軽減のための症状管理は,ICUにおける終末期ケアの質を向上するために必要なことと認識していた。 第2報では実際に終末期ケアを受ける患者の家族を対象に、家族が捉える望ましい最期について調査を行った。15名の患者の家族16名から参加を得た。患者家族が認識している「望ましい最期」とは、「コミュニケーションがとれること」、「苦しみがないこと」、「外観がかわらないこと」、「最期までお世話ができること」などであった。
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