本研究の目的は、胃切除患者のプレパレーション教育プログラムを開発し、有効性を検討することである。第一段階では、プレパレーション教育内容の検討を行った。また、従来教育群の評価として胃切除術目的で入院する20歳以上の患者25名に対し、入院前外来受診時・入院当日・退院決定時・退院後初回外来受診時の4時点において、ESWAT、SF-8、情報満足度、胃切除後愁訴の内容と程度、食事摂取状況について質問紙調査を実施した。第二段階では、プレパレーション教育教材として、パンフレットを作成した。今後は視聴覚教材の開発を継続し、胃切除術を受ける患者にプレパレーション教育介入を行うことで、その有効性を評価していく。
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