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2014 年度 実施状況報告書

内視鏡治療を受け在宅療養するがん患者を支援するテレナーシングシステムの考案

研究課題

研究課題/領域番号 24792449
研究機関千葉県立保健医療大学

研究代表者

大内 美穂子  千葉県立保健医療大学, 健康科学部, 助教 (30614507)

研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2016-03-31
キーワードテレナーシング / 内視鏡治療 / がん看護
研究実績の概要

内視鏡治療を受けて在宅療養するがん患者の在宅療養を支援するテレナーシングシステムを考案することを目的とし、平成24~25年度に実施した研究1「内視鏡治療を受けた消化管がん患者のテレナーシングに対するニーズ」に関するアンケート調査の分析結果を日本がん看護学会学術集会での発表したり、千葉県立保健大学の紀要に投稿したり、平成26年度は研究成果の公表を行った。アンケート調査結果では、テレナーシングのニーズは5割程度あること、テレナーシングの相談手段や看護師に相談したいと考える内容、テレナーシング利用についての不安などが明らかにされた。また、自宅で相談できる環境は、看護師からの助言を病院にいるときより、リラックスして受け止められる可能性や、外来受診せずに看護支援を得たいという希望があることが示唆された。
平成26年度は、研究Ⅱ「テレナーシング導入の可能性」に関する看護管理者へのインタビュー調査について、研究Ⅰの分析結果をもとに、半構造化面接のインタビューガイドの吟味と変更を行った。協力施設への依頼と倫理審査申請を行っており、今後インタビュー予定である。
また、H26年度は、既にテレナーシングを実施している大学教員などからの知見を集めた。
しかし、研究の進捗状況は遅れているため、補助事業の延長申請を行い、許可を得た。
平成27年度は、看護管理者へのインタビューを実施し、テレナーシングシステムの考案を進める予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

研究Ⅰについて、アンケート調査を実施したが、
研究Ⅰの症例数が集まらず、データ収集期間を延長したことにより、研究Ⅱに進むことができず、研究の進行が遅れた。
アンケート配布の対象者がデータ収集期間に予測していた数よりも少なかったことが原因であり、事前に予備調査などして、データ収集期間などを設定した研究計画を立てるべきであった。

今後の研究の推進方策

平成27年度は看護管理者へのインタビューを実施していき、内視鏡治療を受ける患者を支援する体制を整えるための示唆を得ていく。
テレナーシングの導入している施設を含めて調査し、内視鏡治療を受ける患者に適したシステムを考案していく。
計画立案当初に比べ、現在はテレナーシングを実施している施設や研究が多くなっており、方法やシステムの種類も多くなっているので、それらの研究結果も検討した上で、内視鏡治療患者に合ったシステムとできるようにする。

次年度使用額が生じた理由

研究の進捗が遅れたことにより、研究Ⅱのインタビュー調査が未実施のため、研究Ⅱの実施のための助成金使用が必要となった。

次年度使用額の使用計画

研究Ⅱのインタビューで得られたデータ分析のためのテープ起こし、論文の翻訳等に必要な経費を請求する。平成27年度に実施する研究Ⅱのインタビュー調査に必要な交通費や文具文献購入のための物品費を請求する。インタビューに協力してくださった方への謝金、フィールドワークのためのビデオカメラ等の備品費や研修参加費、研究成果の発表のための関連学会参加のための旅費を請求する。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2015

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 内視鏡治療を受けた在宅療養する消化管がん患者のテレナーシングに対するニーズ2015

    • 著者名/発表者名
      大内美穂子 佐藤まゆみ
    • 雑誌名

      千葉県立保健医療大学紀要

      巻: 6 ページ: 25-30

    • 査読あり / 謝辞記載あり
  • [学会発表] 内視鏡治療を受けて在宅療養する消化管がん患者のテレナーシングに対するニーズ2015

    • 著者名/発表者名
      大内美穂子 佐藤まゆみ
    • 学会等名
      第29回日本がん看護学会学術集会
    • 発表場所
      パシフィコ横浜
    • 年月日
      2015-02-28 – 2015-03-01

URL: 

公開日: 2016-06-01  

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