安定期COPD患者3名に対し小集団栄養教育を行い、栄養状態と栄養摂取量の変化を評価した。その結果、栄養状態は、1名は体重を維持できたが2名は若干の減少がみられた。栄養摂取量では、3名の摂取エネルギー量はCOPD必要エネルギー量に近い値を摂取できていたが、PFC比はF比が低くC比が高い状況でCOPD患者に望ましい比率ではなかった。 知識は獲得できたが、実際に食行動を変容させるまでには至らなかった。知識の伝達にとどまらず、食行動改善への態度、自信など認知的要因へのアプローチをふまえた個別教育の必要性が示唆された。
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