研究課題/領域番号 |
24792459
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研究種目 |
若手研究(B)
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研究機関 | 県立広島大学 |
研究代表者 |
永井 庸央 県立広島大学, 保健福祉学部, 助教 (70433381)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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キーワード | 臨床看護 |
研究概要 |
造血幹細胞移植患者のライフコントロールを探求するために、造血幹細胞移植の件数が多く、研究者の関係者が多い、神奈川県立がんセンターを研究フィールドとした。研究対象者は造血幹細胞移植を行い1年未満で、30-60分のインタビューによる身体的、心理的にも影響の少ない患者とした。平成24年4月より当該施設に連絡、調整を行い、6月に当該倫理委員会の審査を受けた。その結果インタビューガイドの内容の表現を修正すること、音声データの管理方法を変更することで倫理委員会の承認を得た。7月より当該施設の関係外来、無菌病棟のフィールドワークを行った。 その後、外来担当医、看護師と外来事務員、看護局と連携し患者選定を行い、データ収集を行った。データ収集は院内外来の空きスペースで行い、1回30~60分行い録音した。平成24年8月~9月末までデータ収集を行ったが、当該施設での移植件数が多く、研究対象者の候補者が多かったため、平成24年12月、平成25年2月に22名の患者から40回インタビューを行った。 データ収集と並行して、録音した音声データを逐語録にした。また研究対象者の基礎的な情報(移植の種類、移植日、移植前の治療内容、移植後の治療内容、病状経過)の整理を行った。平成25年3月からデータ分析を始めている。なお、データ収集、データ分析に必要な理論的な視点を得るために、研究会、学会に参加した。さらに、研究協力者と会いデータ収集、データ分析の方向性を検討した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
研究フィールドとした施設に予想していたより、研究対象者がいた。そのためデータ収集を平成24~25年度で行うことを計画していたが、おおむね24年度で行えたため。 なお、データ収集を計画より多く行ったため研究施設への旅費が不足し、年度途中で予算を変更した。
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今後の研究の推進方策 |
分析を行う上で必要な視点を得るために研究会に参加し、データ分析をすすめる。
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次年度の研究費の使用計画 |
研究協力者とともに分析を進めるため、その旅費に研究費を使用する。また分析をするうえで必要な視点を得るための研究会参加にも旅費を使用する。 その他、分析を行うために、インクなどの消耗品に使用する。
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