研究課題
若手研究(B)
骨髄移植に代表される造血幹細胞移植を受ける患者は、大量の抗がん剤投与や全身放射線照射、無菌室隔離により活動量が減少し、筋力が低下する。そのため、活動量を維持し、筋力維持を目指したリハビリテーションプログラムを構築し、移植患者に実施し、下肢の筋力を測定した。その結果、運動実施率高群の最終筋力125%、運動実施率低群の最終筋力91%となり、運動実施率が高いと最終筋力の割合が有意に高いことが示され、また、通常ケア群と週に1回運動状況を確認する関わりあり群では、関わりあり群の運動実施率が有意に高いことが示された。今後は、運動プログラムの運動実施率を向上させるための具体的な方策を検討していく必要がある。
がん看護