外来化学療法を受ける消化器がん術後患者の症状体験,セルフマネジメント力,自己効力感,QOLの実態および関連について明らかにし,セルフマネジメント力を高めるケア基準の開発を行った. 61名(平均65.6±10.8歳)に聞き取り調査した.対象者のうち43名(70.5%)に症状体験ありと回答があった.そして症状体験がある患者には,セルフマネジメント力と自己効力感(r=0.338)に有意な正の相関が認められた.つまり,症状体験がある患者ではセルフマネジメント力向上が自己効力感につながり,セルフマネジメント力を向上させる介入の必要性と介入指標として本研究で作成した調査項目が活用できることが示唆された.
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