心筋梗塞患者のセルフケア測定尺度の信頼性と妥当性の検討を行い、心筋梗塞患者のセルフケアに関連する要因を明らかにした。心筋梗塞患者のセルフケアは、「心臓を守る日常生活上のセルフケア」、「習慣的な運動と運動の調整」の2因子で構成され、心臓を守る日常生活上のセルフケア、習慣的運動と運動の調整、配偶者のサポート、家族のサポート、身体的QOL、精神的QOL、BMI、PCI回数の8因子の因果関係が示すモデルが得られた。運動は、身体的と精神的QOLの改善、PCIの減少に影響していた。心臓を守る日常生活上のセルフケアはBMIの改善に影響していたが、身体的QOLは悪化させていた。
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