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2015 年度 実績報告書

発達障害の子どもと養育者のための意思決定支援のガイドラインの開発

研究課題

研究課題/領域番号 24792480
研究機関東北大学

研究代表者

井上 由紀子  東北大学, 大学病院, 助手 (20596100)

研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2016-03-31
キーワード発達障害 / 子ども / 意思尊重 / 家族
研究実績の概要

前年度までの研究で完成させた子供と家族の意思を尊重したガイドラインを,臨床現場で看護師に子供と家族の日々のケアにおいて試用してもらい,ガイドラインの有用性を検討した。看護師には①子供と家族の意思を尊重した支援についての意識や必要性を問う質問紙調査を試用前後で実施し,②患児もしくは保護者に対して支援ツールを使用して行った支援の後にガイドラインの使用しやすさ等を半構成的面接で確認した。その結果,看護師はガイドラインを使用したことで子供や養育者から不安や思いを語りなどの反応を得ており,ガイドラインの使用が効果的な支援につながることを実証できた。
さらに,ガイドラインの使用は看護師自身の意思尊重の認識を変化させただけではなく,自分以外の看護師や看護チームの変化も期待できると感じており副次的効果も確認できた。
よって,本研究で作成したガイドラインの使用は,子供と養育者に医療者の役割や意思表示の重要性の認識と自らの意思の表明を促し,それらが意思を尊重される支援に繋がることを実証し,看護師が子供と養育者の意思尊重を主導的に行うことが可能となると推察された。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2015

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 子供と家族の意思を尊重した支援のガイドライン作成(第1報)子供と養育者,医療者への現状調査結果2015

    • 著者名/発表者名
      井上由紀子,塩飽仁,鈴木祐子,相墨生恵,名古屋祐子
    • 学会等名
      日本小児看護学会第25回学術集会
    • 発表場所
      東京べイ幕張ホール(千葉市)
    • 年月日
      2015-07-25 – 2015-07-26
  • [学会発表] 子供と家族の意思を尊重した支援のガイドライン作成(第2報)小児看護専門看護師への質問紙調査結果2015

    • 著者名/発表者名
      井上由紀子,塩飽仁,鈴木祐子,相墨生恵,名古屋祐子
    • 学会等名
      日本小児看護学会第25回学術集会
    • 発表場所
      東京べイ幕張ホール(千葉市)
    • 年月日
      2015-07-25 – 2015-07-26

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公開日: 2017-01-06  

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