本研究の目的は,採血を受ける子どもに効果的なプレパレーションを行うために,採血を受ける子どもをアセスメントするためのアルゴリズムを開発することである。 先行研究をもとに,採血を受ける子どもをアセスメントするためのアルゴリズムを作成し,その信頼性と妥当性を検証した。このアルゴリズムは,子どもの対処能力をアセスメントするものであることから,『アセスメント・アルゴリズム』として作成した。さらに,一定の信頼性と妥当性が検証された『アセスメント・アルゴリズム』を活用して介入研究を行い,プレパレーションの有効性を検証したところ有意性がみられ,採血を受ける子どものプレパレーションに活用できることが検証された。
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