• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2012 年度 実施状況報告書

外来通院中のがん患児のディフィシル感染予防に向けた教育プログラムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 24792493
研究機関三重大学

研究代表者

村端 真由美  三重大学, 医学部, 准教授 (30363956)

研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2014-03-31
キーワード感染予防看護 / 小児がん / Clostridium difficile / 予防ケア / 教育プログラム
研究概要

平成24年度は、まず三重大学医学部および近隣の関連機関において調査・分析できるように研究・実験環境の整備を行った。さらに、入院中・外来通院中の患児の調査及び試料提出方法を検討し、適切な時期に分析できるように準備を行い、実施しながら、よりよく実施できるように調整を行った。
入院及び外来通院中のがん患児を対象に長期的かつ継続的にC. difficile 消化管保有及びClostridium difficile伝播の実態を明らかにするために、入院から外来通院中の患児3名の糞便からのC. difficile の検出を行った。対象者の入院が少なかったこともあり、次年度も引き続き実施していく予定である。
在宅における療養環境調査での使用に向け、開発中の2種類の培地cycloserine - cefoxitin - mannitol mediumと強化クロストリジア培地のより精度の高い使用方法の検討を目的に、C. difficile の標準株を使用した、繰り返しの検討を行っている。
第4回International Clostridium difficile Symposiumに出席し、これまでの研究成果の発表、情報収集を行った。
また、これまでの研究結果を論文にまとめ、学術雑誌への投稿準備を行っている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

調査・分析環境の調整は、おおむね順調に進めることができた。
しかし、対象者の入院患者数が少なかったこと、対象者の退院時期が年度末であり、外来通院中の検討が十分に行えていないため、やや遅れている。
今後、継続して検討することで、十分、目標達成できると考える。

今後の研究の推進方策

平成24年度に引き続き、入院・外来通院中患者からの長期的かつ継続的なC. difficile 消化管保有の実態を検討していく。
研究協力者との連絡を密に取りながら、対象者の入院状況の把握に努め、対象者数を増やしていく予定である。

次年度の研究費の使用計画

1.平成24年度からの継続
2.外来通院中の患児の療養場所の環境側面からのC. difficile 検出状況の実態を明らかにする。試料の分析は、三重大学医学部、名古屋市立大学大学院看護学研究科及び国立感染症研究所、三重病院にて実施する。
3.外来通院中の患児・家族が在宅において、実施している排泄ケアの実態調査を行ない、その問題点を明らかにし、いつ誰にどのような方法で教育を実施することが効率的かつ効果的であるかを明らかにする。
4.これまでの結果をもとに、三重大学医学部において、在宅療養中の患児に関わる医療者及び患児とその家族を対象とした感染予防対策のひとつとして、環境整備や排泄ケア、患児生活指導内容を明らかにし、在宅で実施可能な排泄ケアの教育プログラムを開発に向け、検討する。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2013

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Evaluation culture media for Clostridium difficile isolation from environmental surfaces2013

    • 著者名/発表者名
      Mayumi Murabata,Haru Kato,Hisako Yano,Kazuki Oinishi
    • 学会等名
      4th International Clostridium difficile Symposium
    • 発表場所
      Bled,Slovenia
    • 年月日
      20130920-20130922

URL: 

公開日: 2014-07-24  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi