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2012 年度 実施状況報告書

効果的な骨盤底筋訓練指導の検討と腟圧測定による効果測定指標の開発

研究課題

研究課題/領域番号 24792499
研究機関山口大学

研究代表者

亀崎 明子  山口大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (80526913)

研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2014-03-31
キーワード尿失禁 / 女性 / 腟圧 / 骨盤底筋群
研究概要

「腟圧測定による効果測定指標の開発」については、平成24年7月までに89名の女性の腟圧測定を行った。今後は、尿失禁群、尿失禁経験群、尿失禁なし群の3群に分類し、最大収縮圧、平均収縮圧、持続収縮時間分析を行い、尿禁制に必要となる腟圧を検討する予定である。また、尿失禁のタイプと尿失禁の重症度を明らかにし、尿失禁のタイプ、重症度別に腟圧との関連を分析する。平成25年度の日本母性衛生学会で研究成果を発表し、その後論文投稿予定である。
「女性尿失禁患者に対する骨盤底筋訓練指導の実態調査」については、文献検索を行い、外来で女性尿失禁患者に対して行われている骨盤底筋訓練指導の実態を明らかにし、現在行われているケアの問題点を明らかにするための質問紙を作成した。今後6月の倫理審査委員会の審査を受け、承認が得られてから全国調査を開始する予定である。国内の泌尿器科外来・尿失禁外来をもつ病院及び診療所を対象として、外来で女性尿失禁患者に対して指導を行っている医療従事者に指導方法及び内容について質問紙調査を行い、現在尿失禁がある女性に対して行われているケアの問題点を明らかにする。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

腟圧測定の対象者リクルートに時間を要し、「女性尿失禁患者に対する骨盤底筋訓練指導の実態調査」の文献検索や質問紙作成に取り掛かるのが遅くなってしまったことが原因であると考える。

今後の研究の推進方策

今後は「女性尿失禁患者に対する骨盤底筋訓練指導の実態調査」の倫理審査を受け、できるだけ早く全国調査を開始する予定である。
また、「腟圧測定による効果測定指標の開発」の研究成果を10月に行われる学会で発表し、その後論文を投稿予定である。

次年度の研究費の使用計画

今年度の研究費使用計画は、全国調査を行うため質問紙印刷にかかる費用(用紙、封筒、宛名ラベルなど)、郵送代、データ入力補助のための人件費、学会参加費、論文投稿に必要となる費用を使用する計画である。
研究が遅れ、平成24年度に学会発表ができなかったことおよび全国調査を開始できなかったことにより、106,810円の未使用額が生じた。この未使用額については、平成25年度に行う全国調査および学会発表にて使用予定である。

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公開日: 2014-07-24  

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