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2013 年度 実施状況報告書

生体肝移植を受けた子どもと家族のQOLを高める看護援助に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 24792500
研究機関九州大学

研究代表者

藤田 紋佳  九州大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (10437791)

キーワード生体肝移植 / 学童期 / 思春期 / QOL
研究概要

本年度は、前年度の調査結果の成果発表および結果をもとに、生体肝移植を受けた子どもの療養行動・日常生活の実態と親・子どものQOLとの関連、親の関わりと児のQOLのとの関連を明らかにするとともに、肝機能維持のためのモニタリング指標および看護援助の視点を明確にすることを目的とした。
前年度の調査結果の二次分析を行った結果、生体肝移植後の学童後期から思春期の子どものQOL(肝機能維持と年齢相応の成長発達が得られること、すなわち、それぞれの児の病状においてより良い肝機能を維持し、疾患管理においては自己管理への移行が進むこと。および、二次性徴を含む成長発達がみられ、疾患管理や日常生活・学校生活・社会生活といった療養生活に対する子どもの知覚する生活の満足)は、大きく4つのパターンに分けられた。さらに、文献検討を加えQOL維持・向上のためのモニタリング指標、および生体肝移植後の子どもと親のQOL維持・向上の概念枠組み作成を作成した。以上の知見を統合し、看護援助を抽出した。抽出した看護援助を元に縦断的にデータをとり、看護援助項目の妥当性を検討している。データは、縦断的に収集しており、残り2割が対象者の都合等により収集できていない。従って、残りの2割を収集し成果報告予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

目的の8割は、達成した。しかし、最後のデータ収集に時間を要しており、やや遅れている状況である。不足データについては、現在継続して収集中である。データ収集終了次第、分析および全体考察をする予定である。

今後の研究の推進方策

残りのデータは、現在も継続して収集しており、進行中である。
収集終了後、生体肝移植後の学童後期から思春期の子どもと親のQOL維持・向上のための看護援助の視点を明確にする予定である。

次年度の研究費の使用計画

対象の患者に対して、データを縦断的に収集していたが、対象の都合延期等により、残り2割が収集できていない。現在継続してデータ収集中であり、これらの結果も踏まえて今後成果報告予定である。
主に残りのデータ整理・分析、および成果発表に使用予定である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2013

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 生体肝移植後の高校生の療養生活の実態と療養行動上の問題2013

    • 著者名/発表者名
      藤田紋佳
    • 学会等名
      第9回日本移植・再生医療看護学会
    • 発表場所
      東京大学医学部鉄門記念講堂
    • 年月日
      20131026-20131026
  • [学会発表] 生体肝移植後の学童後期の子どもと母親の療養生活の実態と療養行動上の問題2013

    • 著者名/発表者名
      藤田紋佳、中村伸枝、佐藤奈保、林田真、木下義晶、濱田裕子、田口智章
    • 学会等名
      第49回日本移植学会総会
    • 発表場所
      国立京都国際会館
    • 年月日
      20130905-20130907

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公開日: 2015-05-28  

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