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2015 年度 実績報告書

染色体障害児のきょうだいに対する障害説明の理論構築に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 24792501
研究機関長崎大学

研究代表者

森藤 香奈子  長崎大学, 医歯薬学総合研究科(保健学科), 准教授 (70404209)

研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2016-03-31
キーワードきょうだいケア / 染色体異常児
研究実績の概要

2012年度に行った「大学生のきょうだいに対するグループインタビュー」の結果を第62回日本小児保健協会学術集会で発表した。そこでは、この結果をどのように対象者に還元するかについて、患者・家族会との連携が不可欠であること、きょうだいが親になる前に、子ども時代の体験を昇華させることの意味など、フロアから多くの意見を得た。
これらのディスカッションをもとに、代表者が関わる家族会役員会で意見交換会を行い、家族会主催の学習会で調査結果を発表する機会を作った。2007年に実施した小中学生のきょうだいを対象とした個別インタビューの分析と2012年に行った大学生のきょうだい対象のグループインタビューの内容から、きょうだいが障害のある同胞、両親を含めた周囲の大人に対する経験や思いの分析から、きょうだいへのサポートをどのように考えるか検討した。
参加者からは、きょうだいが年代に応じた対処行動を身に着けていることやその行動のヒントになっていることが両親の行動であることについて、「よく考えればあたりまえだが、まったく意識していなかった」、「障害のある同胞の将来は心配で、親としてできる限りの準備をしたいと思っているが、きょうだいは親よりも上手な付き合い方を考えてくれるのかもしれない」などの意見があった。
調査は一旦終了とするが、家族会からのニーズもあり、小中学生きょうだいに対する個別ケアや高校生・大学生のきょうだいのお話会など、家族会と連携を取りながら、今後も継続していく。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2015

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] ダウン症児・者の家族が医療に期待するもの2015

    • 著者名/発表者名
      森藤香奈子、佐々木規子、宮原春美、永野明子、渡名喜海香子、松本正、近藤達郎
    • 学会等名
      日本遺伝看護学会第14回学術大会
    • 発表場所
      熊本市医師会館(熊本県・熊本市)
    • 年月日
      2015-10-10 – 2015-10-11
  • [学会発表] 障がい児・者のきょうだい支援を考える -グループインタビューの分析から-2015

    • 著者名/発表者名
      高尾真未、有川優希、森藤香奈子
    • 学会等名
      第62回日本小児保健協会学術集会
    • 発表場所
      ブリックホール(長崎県・長崎市)
    • 年月日
      2015-06-18 – 2015-06-20

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公開日: 2017-01-06  

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