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2012 年度 実施状況報告書

臨床・教育・消費者協働による客観的臨床能力試験を用いた助産学生の助産実践能力育成

研究課題

研究課題/領域番号 24792508
研究種目

若手研究(B)

研究機関京都府立医科大学

研究代表者

和泉 美枝  京都府立医科大学, 医学部, 助教 (10552268)

研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2015-03-31
キーワード助産師 / 教育 / OSCE
研究概要

≪目的≫
①臨床と教育、消費者の協働による助産師学生のマタニティケア実践能力を明確化するためのOSCEプログラム案を作成する。
②生殖期女性を対象としたSP養成のためのプログラムを開発するため、SPの募集とSP養成プログラム案を作成する。
≪方法・結果≫
①最新の助産師に求められる実践能力を把握し、それをOSCEプログラム案に反映させるため、全国助産師教育協議会の示すミニマムリクワイアメンツや厚生労働省の助産師に求める実践能力、国家試験の出題内容、助産師のコアコンピテンシー、助産師学生の臨地実習での経験状況などの資料を収集した。さらに、関連学会や研修会などに参加し、OSCEプログラム案(OSCEの目的や目標、OSCEの対象者、OSCEの実施場所、OSCE当日までと当日のジュール、OSCE担当者と学生への事前オリエンテーションの内容、OSCE課題、OSCE評価表)を作成した。
②模擬患者養成プログラム案の作成については、現在関連する研修会を公聴したり、それに関する資料を収集している。SPの役割やSPとしての心構え、SPとして大切にしていること、フィードバックの方法に関するプログラムは作成した。また、模擬患者を募集するための施設の選定を行っている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

平成24年度に計画していたOSCEプログラム案と、SPの役割、SPとしての心構え、SPとして大切にしていること、フィードバックの方法に関するプログラムを作成したことからおおむね順調に進展している。

今後の研究の推進方策

平成25年度は、昨年度作成したOSCEプログラム案をもとにOSCEのプレテストを6~8月に行う予定である。またプレテストを実施し、OSCEに参加した模擬患者、評価者、学生などからの意見を聞き、プログラムの見直しを行い、1~3月に約20名程度の学生を対象としたOSCEの本テストを実施する予定である。
模擬患者養成については、養成のためのプログラムを完成させ、模擬患者の育成を行い、OSCEの本テストに参加していただく予定である。
平成26年度は、OSCEプログラム・SP養成プログラムの開発(ピアサポートグループの設立も含む)と、助産師学生の卒業時の実践能力とOSCEの有効性の検証を行う予定である。
研究終了後は、速やかに成果をまとめ学会及び学術誌に報告する。また、結果をわかりやすくまとめたパンフレットと助産師学生の実践能力の客観的評価表、評価方法を作成し公表する予定である。

次年度の研究費の使用計画

主なものは、OSCEに必要な物品の購入、調査補助員への謝金、模擬患者への謝金と交通費、成果発表のための学会参加費と交通費などの予定である。

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公開日: 2014-07-24  

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