研究課題
若手研究(B)
妊娠中のマイナートラブルを包括的に捉え、客観的に評価できる尺度を作成し、マイナートラブルの軽減に向けた方策を検討した。尺度は、妊娠に起因する身体・精神症状と体質起因の身体症状の10項目3下位尺度で構成された。実態調査から、妊娠経過に伴う妊娠起因身体症状の苦痛度悪化と、体質起因身体症状の軽減が明らかになった。さらに苦痛度には、睡眠や生活リズムが影響することが示された。したがって、苦痛度軽減には、生活リズムと睡眠改善による効果が期待でき、睡眠日誌を取り入れたセルフモニタリングの有効性が示唆された。
母性看護学、助産学