研究課題/領域番号 |
24792510
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研究機関 | 京都府立医科大学 |
研究代表者 |
吉岡 友香子(大久保友香子) 京都府立医科大学, 医学部, 講師 (50377678)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2016-03-31
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キーワード | 生活習慣 / 自律神経活動 / 月経随伴症状 / 未婚 / 勤労女性 / 健康プロモーション |
研究実績の概要 |
平成26年度の計画は、1.生活習慣(食生活、睡眠・休息、活動、就業形態)、月経随伴症状の実態調査の対象者数を増加させるとともに、2.有職未婚女性の3月経周期(約12週間)における身体活動状況(総消費量・運動量・歩数)と睡眠状態の測定、月経周期中で卵胞期と黄体期の2時点で、唾液アミラーゼ、自律神経活動量の測定を引き続き行うこと、1、2の調査結果をまとめることであった。
1.の調査において236名に質問紙を配布し、郵送にて57部回収した。 2.の調査において前年度より調査協力の得られた10名に対して継続的なデータ収集を行った。対象数を増加させたかったが、産前産後の休暇・育児休暇で研究が中断しできなかった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
平成26年度の計画は、1.生活習慣(食生活、睡眠・休息、活動、就業形態)、月経随伴症状の実態調査の対象者数を増加させるとともに、2.有職未婚女性の3月経周期(約12週間)における身体活動状況(総消費量・運動量・歩数)と睡眠状態の測定、月経周期中で卵胞期と黄体期の2時点で、唾液アミラーゼ、自律神経活動量の測定を引き続き行うこと、1、2の調査結果をまとめることであった。 しかし、妊娠による産前産後の休暇と育児休暇取得に伴い、ほとんど計画を実行できなかった。
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今後の研究の推進方策 |
平成27年度は、 1.有職未婚女性の行動的・生理的な側面からの調査の継続とデータ解析を行う。(1)調査協力の得られた有職未婚女性5名に以下の測定を3月経周期(約12週間)行う。調査の内容は、①基礎体温、体重を毎日測定する。②昼夜活動量:ライフコーダにより身体活動状況(総消費量・運動量・歩数)と睡眠状態の測定を行う。③月経周期中で卵胞期、黄体期の2時点で、ストレス反応(唾液アミラーゼ)、自律神経活動量の測定を行う。なお、自律神経活動量は心電図モニターを装着し電気生理的信号を5分間サンプリングする。唾液アミラーゼは酵素分析装置 唾液アミラーゼモニターで測定する。④黄体後期にはPMS症状(MDQ)を調査する。(2)データ解析:横断調査により収集したデータを集計、解析し、生活習慣を行動的・生理的データで補完するとともに、その規定要因を検証する。 2.健康プロモーションプログラムの作成 栄養士、産婦人科医師などからそれぞれ専門の視点から助言を得る。また、健康プロモーションプログラム作成経験のある研究者をスーパーバイザーとする。数回の会議をもち、試案を作成する。有職未婚女性が実施可能なプログラムを作成する。 3.学会発表の準備を行う。
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次年度使用額が生じた理由 |
平成26年6月20日から平成27年4月12日まで産前産後休暇及び育児休暇を取得したことにより、補助事業期間延長を申請し、承認されたため。
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次年度使用額の使用計画 |
平成27年度は、有職未婚女性の行動的・生理的側面からの調査のため、唾液アミラーゼチップ、調査用紙、封筒、切手代に使用する。また、調査協力者と調査補助者への謝金、調査打ち合わせの交通費、資料の印刷代、データ分析のためのソフト購入に使用する予定である。
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