研究課題/領域番号 |
24792514
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研究機関 | 香川県立保健医療大学 |
研究代表者 |
植村 裕子 香川県立保健医療大学, 保健医療学部, 助教 (50353149)
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キーワード | 月経 / 青年期女性 / 身体特性 / 骨盤 |
研究概要 |
本研究では、①青年期女性の骨盤形態を中心とした身体特性の実態調査を行い、②身体特性と生活習慣・生活様式の関連、③身体特性と月経の関連、④月経周期における身体特性を明らかにすることを目的とする。 平成24年度は文献検討を行い、研究同意書および調査票を作成し、本学の研究等倫理審査の承認を得た。対象は本学の女子大学生。調査票の内容は、生活様式、生活行動に関する項目、月経に関する項目、身体的特性関する項目とした。測定内容は姿勢測定器(ザ・ビッグスポーツ社製PA200)では骨盤の傾斜角、上前腸骨棘の高低差、足圧分布の前後左右の重心比率等、体成分分析器(BIOSPACE社製InBody430)では体重、骨格筋量、体脂肪量、BMI、体脂肪率等の測定を行っている。 平成25年度は、対象者39名の実態調査(12月~1月)後、この対象者に対して骨盤プログラムの実施(介入)を依頼し、2回目調査(4~5月)を対象者17名に行った。同時に対象者24名に実態調査を行った。月経周期における調査として、月経期、卵胞期、黄体期の3時期の調査を10名程度に依頼し、調査した。12月には対象者33名の実態調査を行った。また、姿勢測定器の再現性を確認するため、同一対象へ5回程度測定を行い、バリデーションを出した。次年度は4月~5月に最終の実態調査を行い、対象数を拡大する。得られた結果に対して統計的手法を用いて検討を行い、国内学会で2題発表した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
青年期女性の骨盤形態を中心とした身体特性の実態調査として、約2年間で対象数は100名を超え、順調にデータを収集できていると考える。また、得られた結果に関して、分析検討し、学会発表にて公表することができている。
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今後の研究の推進方策 |
対象数を拡大していくとともに、結果の分析検討を行い、学会発表だけでなく誌上での発表を行い、結果を公表していく。また、今年は国際学会の発表もあり、諸外国の意見をとり入れ、英文での誌上発表にて、海外においても結果を公表していく。
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次年度の研究費の使用計画 |
旅費に関しては学会発表のみの使用であったため、少額であった。人件費・謝金に関しては、謝金のみの使用であり、少額であった。 今年度は学会発表だけでなく、研究領域の学会へ積極的に参加し、新たな知見や研究の動向を視察し、誌上発表の準備をしていく。また、本研究成果の報告書の作成を行っていく。
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