研究課題/領域番号 |
24792515
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研究機関 | 福岡県立大学 |
研究代表者 |
佐藤 繭子 福岡県立大学, 看護学部, 助教 (50553418)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | 月経観 / 女子大学生 / 布製ナプキン / 月経随伴症状 |
研究実績の概要 |
本年度は実験研究を来年度に実施するため、先行研究から実験内容を検討した。 実施に関しては研究協力者全員同じ環境下で血流量を測定することは難しいと判明したため、皮膚温度測定にも環境が影響すると考え、皮膚温度測定もプレテストを実施した。 皮膚温度測定部位は、深部温に近いこめかみ部・眉間・下腹部と、冷えを見るために手指と足指の5カ所とした。環境の影響を把握するため、プレテスト協力者には室温を計測してもらい、皮膚温の測定方法を検討した。その結果、同一部位を3回測定すること、毎日皮膚温度測定を実施することは負担ではないこと、5カ所の測定部位の測定は簡単である、という意見をいただいた。 また、先行研究からアンケート調査の質問内容を検討しプレテストを実施、質問紙調査内容を修正した。 実験については平成27年度から開始予定であり、自施設で研究倫理審査を申請し、許可を得ている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
産休・育休取得のため、研究が2年遅れているが、復帰してからは初年度に実施予定であった、先行研究の検討・アンケート調査内容の検討まで予定通り実施した。
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今後の研究の推進方策 |
平成27年度は、ケミカルナプキンと布製ナプキン使用によって下腹部の皮膚温度上昇、月経期間の短縮、月経痛の軽減、PSの改善、月経観の変化が見られるかどうか、実験研究を行っていく。同時に、実験の前後で月経痛の軽減、PSの改善、月経観の変化、布製ナプキンの使用感について質問紙調査を実施する予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
当初の研究予定では平成24年~26年度であったが、産後休暇・育児休暇取得のため、期間を2年延長し、平成28年度の終了予定となる。 そのため、平成27年度・28年度に繰り越す必要がある。
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次年度使用額の使用計画 |
平成24年~26年度の3年で旅費・研究協力費・実験備品の購入を予定していたが、その分を28年度まで使用し、研究遂行していく。
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