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2016 年度 実績報告書

布製ナプキン使用による女子学生の心身への影響

研究課題

研究課題/領域番号 24792515
研究機関福岡県立大学

研究代表者

佐藤 繭子  福岡県立大学, 看護学部, 助教 (50553418)

研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2017-03-31
キーワード布製ナプキン / 月経観 / 月経随伴症状 / 女子大学生 / 冷え / 紙ナプキン / VAS
研究実績の概要

本研究の目的は、布製ナプキンが女性のQOLの向上に有用であるかを検証する基礎資料とするため、布製ナプキン使用が女子学生の皮膚温度・体温・月経観・月経随伴症状・冷えの自覚に与える影響を明らかにすることである。最終年度となる平成28年度は、平成24~27年度において実施した実験研究(N=26)の分析を行った。
結果は、平均年齢は20.9歳、平均身長は157.6cm、BMIは20.7であった。通常使用している月経用品は、紙ナプキンのみ23名(88%)、タンポン併用3名(12%)であった。月経用品の選択理由は「もれにくい」「肌触りが良い」「取り扱いが簡単」の順で多かった。また不満は、「むれる」「ジメジメする」「すれる」「準備の時に音がする」の順で多かった。不快症状は、ムレ29名(96%)、掻痒感24名(80%)、かぶれ10名(33%)であった。また、以下の分析結果が得られた。1)布ナプキン使用前後のVAS得点の平均値は45.7から34.0に有意に低下していた(p=0.006)。2)布ナプキン使用による、体温・皮膚温度の影響は見られなかった。3)月経観は、布ナプキン使用後と紙ナプキン使用後での差は見られなかった。4)布ナプキンを使用した女子学生からのインタビュー・アンケート結果より、【経血のもれに対する安心感】【臭気の軽減】【あたたかさ】【肌触りの心地よさ】【通気性の良さ】【多湿環境の軽減】【面倒な洗濯】の7つのカテゴリーが抽出された。

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公開日: 2018-01-16  

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