研究目的は、看護職による子育て支援の課題を明確化し、看護職の専門性を効果的に発揮するための子育て支援者コンピテンシーを作成することである。まず、母親20名へインタビューを行った。母親は看護職に丸ごと受け止めてもらえることで自信をつけることができていた。反対に、一方的な指導や物足りない指導では母親は不安や不信を募らせ、看護職を頼らない選択をしていた。次に熟練した子育て支援者4名へインタビューを行い、母親を丸ごと受け止めながらも専門的知識を使って母親を導く子育て支援者コンピテンシーの要素案を抽出した。今後検討を継続し完成・活用していく予定である。
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