研究課題/領域番号 |
24792518
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研究機関 | 上智大学 |
研究代表者 |
中山 香映 上智大学, 総合人間科学部, 助教 (50601720)
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キーワード | 妊婦 / 生活習慣 / 栄養 / 新生児 / 低血糖 |
研究概要 |
実施概要:本研究の目的は、1)妊婦の日常生活活動量を知った上で、妊娠期の栄養状態を縦断的に調査し、新生児の体重減少率との関係を検討する、2)新生児の体重減少率が7%以上となった事例に関して、低血糖症群と非低血糖症群に分け、妊娠期の母体の栄養状態について比較し、低血糖症群に関連する妊婦の栄養状態を中心とした生活習慣について明らかにすることである。これら明らかとなった内容を、妊娠期の食事指導を中心とした保健指導に役立てることを目指している。平成25年度は、これまで実施してきた内容に引き続き、文献データベースを中心に検索し、妊婦の栄養に関する文献の検討を行うとともに、研究会等へ参加し、情報収集を行い、質問紙の作成およびプロトコールの決定に役立てた。また、質問紙の中心となる栄養に関する質問調査用紙に関して、より目的に沿った質問ができること、回答するにあたり、出来るだけ対象者の負担が少ないことが担保できるか等を視点に更なる検討を行った。更に、課題であった、妊婦の生活環境の要因に関する質問内容の検討を重ね、質問内容の精度を高めた。 実施計画:最終年度である今年度は、調査施設内の調査協力者の最終調整を行った後、施設内における倫理審査を経て、データ収集を行って行く予定である。調査協力者との役割分担をはじめ、データ収集の日程の調整等、調査施設との調整が必要となる。妊産褥婦の栄養に関する研究を実施している研究会への参加を考えており、本調査と平行して、ディスカッションの場を広げて行く予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
調査施設内における調査協力者を募る必要があるが、その調整が遅れているため、その後の手続きおよび調査対象者のリクルート開始時期が遅れている。 しかし、新年度になり、施設内の人事の大きな変化もなくなる時期となるため、これから、最終調整が可能な段階となっている。
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今後の研究の推進方策 |
平成26年度の前半は、調査施設内の調査協力者の募集、調査施設内の倫理審査の申請を行い、リクルートを開始する。 後半は、データ収集を行い、分析、まとめをする。
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次年度の研究費の使用計画 |
調査対象者への謝品費、データ入力費、人件費等を研究の進行に合わせ、最終年度に繰り越したため。 下記の内訳で研究費を使用する予定である。 1.設備備品費:書籍類。2.消耗品費:コピー用紙、文房具類、謝品、調査質問用紙費。 3.旅費:研究打ち合わせ費、調査・研究旅費。4.人件費:研究補助費、印刷・複写費、郵送費。
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