研究課題/領域番号 |
24792521
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研究機関 | 東京工科大学 |
研究代表者 |
田村 南海子 東京工科大学, 医療保健学部, 助手 (60613271)
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キーワード | 脳死 / 臓器提供 / 家族 / 看護 |
研究概要 |
平成24年度に研究代表者らは脳死下ドナー家族を対象とした研究を行い、家族の心理的安定に強く影響を与えていることは、家族が患者の人生の意味をどのように見いだし臓器提供の意思決定を行い、患者の存在を家族自身の中でどのように位置づけているかであることを明らかにした。そして、それらに向けた看護実践への示唆を得た。 平成25年度は、我が国の看護師が前年度に明らかになったドナー家族の意味生成をうながす看護援助と海外の脳死下臓器提供病院教育プログラムで推奨されている看護援助を、実際にどの程度行っているか、またそれらの看護実践の必要性をどのように認識しているのか、看護実践の有無に影響する要因は何かを明らかにする目的で、全国の脳死下臓器提供実施施設のうち公表されている病院の看護師を対象にアンケート調査を行った。回収数は117であり回収率は50.8%であった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
平成25年度の脳死下臓器提供における看護実践の実態調査で、全国の脳死下臓器提供実施施設を対象としアンケート調査を行うにあたり、各施設への協力依頼及び手続きに時間を要した。そのため、平成25年度中にアンケートの回収はできたが分析が間に合わなかった。このため、国内の結果と海外の看護実践の比較検討及び学会発表・論文投稿に遅れが生じている。
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今後の研究の推進方策 |
平成26年度に国内の看護実践の実態調査について分析し、海外の看護実践と比較検討を行い、学会発表と論文投稿を行う。
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次年度の研究費の使用計画 |
研究の第二段階の脳死下臓器提供における看護実践の実態調査で、全国の脳死下臓器提供実施施設を対象としアンケート調査を行うにあたり、各施設への協力依頼及び手続きに時間を要し、平成25年度中にアンケートの回収はできたが分析が間に合わなかった。このため、国内の結果と海外の看護実践の比較検討及び学会発表・論文投稿のための費用に未使用額が生じた。 平成26年度に国内の看護実践の実態調査について分析し、海外の看護実践と比較検討を行い、研究の第二段階について学会発表と論文投稿をするため、未使用額はその経費に充てることとする。
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