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2013 年度 実施状況報告書

新生児・乳児の生活リズム形成に関する基礎的臨床的研究

研究課題

研究課題/領域番号 24792531
研究機関久留米大学

研究代表者

藤田 史恵  久留米大学, 医学部, 講師 (60421301)

キーワードサーカディアンリズム / 生後1か月 / 成長・発達
研究概要

子どもの睡眠覚醒リズムの確立(24時間周期への同調)は、生後、様々な環境要因の影響を受け発達する。およそ生後12週で,生来の生体時計を外界の24時間周期に同調すると言われているが、根拠となる研究は多くなく、リズム確立過程における個体差も大きい。また、乳児期の睡眠障害は、母子の愛着形成ばかりでなく児の発達にも強く影響を及ぼす為、重要な問題である。平成25年度は、乳児のサーカディアンリズム早期獲得や睡眠障害の影響因子を明らかにし、母児の健康および児の健全な発育・発達をサポートすることが目的でアンケート調査を実施した。対象者は、1か月検診にきている正期産で生まれた生後1か月の新生児・乳児の母親約1000人。データ収集期間は平成25年11月~平成26年8月。データ収集場所は、F県内の病院4か所。データ収集方法は無記名自己記入式質問紙によるアンケート調査。1か月検診に来ている母親に研究の主旨・目的を産科の看護師より説明して頂き、同意の得られた母親にアンケートを渡し、記入後、回収箱にて回収を行う。調査内容は、両親の年齢・職業、家族構成、出生時の状況、育児のサポート体制、母親の産前産後の睡眠状況、子どもの睡眠状況、母親の精神状況。分析方法は、単純集計、Kruskal Wallis検定、McNemar検定、Mnn-Whitney検定、相関係数を用い、有意水準p<0.05とした。現在、600部のアンケート回収が終了。入力・分析を行っている最中である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

研究開始までの準備に時間がかかり、やや研究の進行は遅れている。しかし、目的達成に向けて順調に研究に取り組むことができている。

今後の研究の推進方策

サーカディアンリズムを考慮したケアの実現のため、研究チームでサーカディアンリズムの解明に力を注いでいる。
アンケートを1000部回収し、1か月の乳児と母親の睡眠状況を把握していきたいと考える。

次年度の研究費の使用計画

平成25年度の計画実施の遅れにより次年度使用額が生じた。
使用計画としては、アンケート調査の実施および学会発表や論文投稿として使用する予定である。

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公開日: 2015-05-28  

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