研究課題/領域番号 |
24792534
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
栗本 鮎美 東北大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (00400276)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2014-03-31
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キーワード | 社会的孤立 |
研究概要 |
本研究の目的は以下である。東北地方被災地域にて生活する高齢者の社会的孤立をスクリーニングし、適切なソーシャルサポートネットワークを構築する。適切なソーシャルサポートネットワークの構築に必要であったアプローチを実証的に把握するとともに、その成果を評価する。それによって、被災地域における高齢者の社会的孤立を防ぎ、ソーシャルサポートネットワークを構築するとともに、必要なアプローチ方法を明らかにする。 平成24年度の計画は次のようなものであった。被災地域にて生活する高齢者のソーシャルサポートネットワークを測定し、社会的孤立が考えられる高齢者を把握する。社会的孤立が考えられる高齢者に対しては、適切にアプローチし、そのアプローチ内容を把握する。把握したアプローチ内容は質的に分析をおこなう。 しかしながら、平成24年度は、研究を実施する被災地のフィールドの選定と打診、打ち合わせに時間を要した。被災地域の復興は端緒につたばかりであるが、多くの研究チームが調査のための介入をおこなっているため、被災地域住民の負担感等が高く、フィールドの選定と理解を得ることは非常に重要であるため、慎重にせざるを得なかった。よって、被災地域で生活する高齢者の社会的孤立をスクリーニングするといった研究計画を進めることはできなかった。そのため、平成24年度は被災地における保健師活動の文献検討をおこなった。また、県内に被災地域を回り、被災地域と保健師活動の現状を把握することに努めた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
平成24年度は、被災地域にて生活する高齢者のソーシャルサポートネットワークを測定し、社会的孤立が考えられる高齢者を把握する予定であったが、研究計画通りには進まなかった。 平成24年度は、研究を実施する被災地のフィールドの選定と打診、打ち合わせに時間を要した。被災地域の復興は端緒につたばかりであるが、多くの研究チームが調査のための介入をおこなっているため、被災地域住民の負担感等が高く、フィールドの選定と理解を得ることは非常に重要であるため、慎重にせざるを得なかった。よって、被災地域で生活する高齢者の社会的孤立をスクリーニングするといった研究計画を進めることはできなかった。そのため、平成24年度は被災地における保健師活動の文献検討をおこなった。また、県内に被災地域を回り、被災地域と保健師活動の現状を把握することに努めた。
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今後の研究の推進方策 |
平成25年度は、高齢者の社会的孤立をスクリーニングし、適切なソーシャルサポートネットワークを構築について検討する。
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次年度の研究費の使用計画 |
次年度使用額は、当初計画していた被災地における社会的孤立のスクリーニング調査を次年度に延期することによって生じたものであり、延期した調査に必要な経費として平成25年度請求額と合わせて使用する予定である。
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