要介護認定を受けた高齢血液透析患者では訪問サービスと設備・備品サービスの利用は有意に高く、施設サービスと短期入所は有意に低かった。患者1人あたりの通院サービスの年間費用は、在宅療養を推進した場合の方が入院透析を推進した場合よりも高額であった。患者は【通院継続のための主体的備え】をしていたが、[通院継続に対するゆらぎ]は【通院継続のための主体的備え】を難しくした。Anxiety and Depression Scale Depression値と歩行能力の低下の影響を受けていた。患者の[透析継続に対するゆらぎ]に対し、うつの早期発見、歩行能力の低下予防が有効と考えられる。
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