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2014 年度 実績報告書

在宅療養高齢者の地域連携の満足度に関する研究~よりよい地域連携構築を目指して~

研究課題

研究課題/領域番号 24792562
研究機関長崎大学

研究代表者

横尾 誠一  長崎大学, 医歯薬学総合研究科(保健学科), 助教 (90508318)

研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2015-03-31
キーワード在宅 / 高齢者 / 地域医療福祉 / 連携 / 満足度
研究実績の概要

わが国は超高齢社会を迎え、さまざまな健康障害をもって生活する高齢者が急速に増加している。身体機能や認知機能の低下から何らかの支援が必要な状況にある高齢者が、今後ますます増加すると予想される。近年の医療制度変革に伴い、医療、介護を必要とする在宅療養高齢者が増加している。在宅療養高齢者における地域医療福祉の連携サービスの評価を明確にすることは、「地域医療福祉の発展」に有益であると考える。そこで、本研究は在宅療養高齢者を対象に地域医療福祉の連携によるサービスの満足度,満足度に関連する要因を明確にすることを目的とする。
A県内4ヶ所の通所リハビリ施設を利用している高齢者210名を分析対象とした。「日本語版Client Satisfaction Questionnaire8項目版(以下CSQ-8)」得点を従属変数、個人背景「性別、年齢、介護保険利用期間、同居家族の有無、公費受給の有無、住環境、不安(社会の変遷、自身及び配偶者の健康)、医療と福祉間及び福祉間での情報共有に関する思い」を独立変数としてt検定、一元配置分散分析にて解析した。 尚、本研究は、所属機関倫理委員会承認(番号:13022875)後実施した。
t検定、一元配置分散分析の結果、公費受給ありの者(p=0.017)、病気、治療に関する情報が医療と福祉で共有されていると思う者(p=0.040)、病気、治療に関する情報が福祉間で共有されていると思う者(p<0.001)、療養意向に関する情報が医療と福祉で共有されていると思う者(p<0.001)、療養意向に関する情報が福祉間で共有されていると思う者(p<0.001)、自身の健康に不安がない者(p=0.047)が有意にCSQ-8の平均得点が高かった。
本研究結果から、地域における医療と福祉が在宅療養高齢者の心身の健康状態および今後の療養意向を現行以上に把握、共有し、連携を強化していく必要性が示唆された。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2014

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 在宅療養高齢者の地域医療福祉の連携によるサービスの満足度に関する研究2014

    • 著者名/発表者名
      横尾誠一、大町いづみ、中根秀之
    • 学会等名
      第19回日本在宅ケア学会学術集会
    • 発表場所
      九州大学医学部百年講堂(福岡市)
    • 年月日
      2014-11-29 – 2014-11-30
  • [学会発表] 訪問看護ステーションへの就業意欲の有無と就業希望の選択に関連する要因2014

    • 著者名/発表者名
      中村麻美、庄島晴菜、廣瀬桃子、山下友花、横尾誠一、大町いづみ
    • 学会等名
      第22回日本ホスピス・在宅ケア研究会全国大会
    • 発表場所
      神戸ポートピアホテル(神戸市)
    • 年月日
      2014-07-12 – 2014-07-13

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公開日: 2016-06-01  

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