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2012 年度 実施状況報告書

訪問看護師の入浴援助に関する臨床判断の実態

研究課題

研究課題/領域番号 24792610
研究種目

若手研究(B)

研究機関新見公立大学

研究代表者

山本 智恵子  新見公立大学, 看護学部, 助手 (60591576)

研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2015-03-31
キーワード臨床判断 / 入浴 / 訪問看護
研究概要

本研究は、訪問看護師が行う入浴援助において、入浴可能と判断している根拠の実態を明らかにし、訪問看護での入浴援助における指針(ガイドライン)を作成するための示唆を得ることを目的としている。初年度は、訪問看護師の入浴援助における臨床判断の内容およびプロセスを明らかにすることを目標とし、訪問看護での経験が1~5年未満で入浴援助経験のある訪問看護師を対象に半構成的面接を実施した。訪問看護師の臨床判断は、日常生活が療養者・家族で行われるという在宅の特質から、療養者の心身の状態が変化しながらもいつもの生活が可能な状態に復するという「常態化」を基盤にして、入浴の判断根拠が導き出されていた。また、療養者の入浴に対する希望や介護者の気質や介護力などが入浴援助における臨床判断に大きな影響を与えていた。訪問看護師以前の看護師経験にも影響を受けており、訪問看護での経験知だけでなく、看護師としての経験知や倫理観が常に臨床判断に影響していた。これらの結果を今後、学会発表する予定である。現在、これまでの質的帰納的研究から得られた結果から、訪問看護師に対する質問紙調査内容を検討中である。次年度は、予備調査を実施し、大規模な本調査へつなげていく予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

平成24年度に予備調査を実施する予定であった。
データ分析に時間を要したため、また、当初計画で考えていた分析方法を変更することを検討している為、予備調査項目の検討にも時間を要していることが原因にあげられる。現在予備調査項目を検討している状況である。

今後の研究の推進方策

現在検討中の予備調査の質問紙調査を実施し、当初の予定どおり、平成25年度中には本調査を実施する予定である。

次年度の研究費の使用計画

平成24年度に計画していた予備調査が実施できていないため、当該研究費が生じている。平成25年度中に予備調査を実施する予定である。

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公開日: 2014-07-24  

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