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2012 年度 実績報告書

野生動物装着型センサノードの伝書鳩指向な空間情報センシング機構の研究

研究課題

研究課題/領域番号 24800010
研究機関東京大学

研究代表者

小林 博樹  東京大学, 空間情報科学研究センター, 特任助教 (60610649)

研究期間 (年度) 2012-08-31 – 2014-03-31
キーワードウェアラブル / ユビキタス / 空間情報 / 動物行動 / アドホックネットワーク / 生態調査 / 原子力 / 野生動物
研究概要

本研究は野生動物装着型センサノードの伝書鳩指向な空間情報センシング機構の実現を目的としている。従来の野生動物装着型センサは装着可能な重量の制限から高度化が困難とされていた。ここでは動物行動を利用した“動物間ネットワークシステム”で解決を試みる。この場合重要なことは、単なるセンサの小型化や高度化ではなく、野生動物の生態をも利用することである。
野生動物の生息地では極めて限られた情報インフラしか利用できない。本年度では低消費電力での通信が可能IEEE802.15.4 プロトコルを用いた。動物をキャリアとしてデータを運搬・リレーすることで僻地な生息地でも効率的にデータを収集するプロトタイプを開発した。また“動物間ネットワークシステム”のアーキテクチャを検討した。動物行動(アライグマクラスの動物を想定)のに関して考慮すべきことと,情報通信に関して考慮するべきことに課題を分離して問題の整理を行った。特にAnimal-borne Wireless Networksシステムと関連研究を調査し本研究において利用方法を検討した。基盤ハードウェアを構築するにあたり、動物行動や知能処理、センサ特性に合わせたシステム設計を行い“動物間ネットワークシステム”プロトタイプの開発を行った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

平成24年度は動物をキャリアとしてデータを運搬・リレーすることで僻地な生息地でも効率的にデータを収集するプロトタイプを予定通り開発した。

今後の研究の推進方策

平成25年度はワイヤレス給電システムを用い、野生動物に装着してあるセンサノードに送電する方法を実現する。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 学会発表 (1件) (うち招待講演 1件)

  • [学会発表] 野生動物装着型センサノードの伝書鳩指向な空間情報センシング機構

    • 著者名/発表者名
      小林博樹
    • 学会等名
      第九回ネットワーク生態学シンポジウム
    • 発表場所
      沖縄国際大学、那覇
    • 招待講演

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公開日: 2014-07-24  

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