研究課題
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テングサメタノール抽出物(GME)に破骨細胞分化抑制作用が認められた。作用機序を明らかにするため、破骨細胞分化において重要な役割を担う遺伝子の発現を検討した。GMEを添加培養した破骨細胞前駆細胞はNFATc1およびJNK遺伝子の発現量の減少が見られたが、NF-κBの遺伝子発現には影響を及ぼさなかった。以上の結果から、RANKを介したシグナル伝達において、GMEは破骨細胞前駆細胞のTRAF6の下流に作用し、JNK経路に影響を与えると考えられた。JNKの発現低下はNFATc1の発現低下を導き、成熟破骨細胞への分化が抑制した可能性が示唆された。
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Tetrahedron
巻: 69 ページ: 8609-8611
Journal of Nutrition Science Vitaminology
巻: 58 ページ: 129-135