内包梗塞サルモデルの構築を行った。内包梗塞損傷作成のために血管収縮作用を持つ薬物の投与濃度・量の確定、および投与部位をMRIの解剖画像から決定する方法を確立した。また、梗塞によっておこる機能障害を調べるテスト課題として、円筒状のアクリルパイプからサイコロ状の小さなイモ片をつまみ取る課題を使用し、損傷後には母指と示指で小さい物体を保持する動作が難しくなることを明らかにした。また、内包梗塞損傷作成後の脳の変化をMRIT2強調画像を用いて経時的に撮影し、浮腫の拡大と運動障害のタイムコースの関連を調べた。
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