19世紀末フランスにおける哲学と心理学の関係、なかでも反省哲学派と呼ばれる哲学の潮流と当時の実験心理学および折衷主義哲学の心理学の関係について研究した。研究成果は日仏哲学会2013年春季大会で発表した。哲学者アランの生地モルターニュにあるアラン博物館で文献調査を行い、1920年代から30年代にかけてアランが寄稿していた心理学雑誌の目録を作成した。フランス国立図書館では、主にアランの心理学講義に関する草稿調査を行った。1909~11年とのものと推定される「感情の哲学」を参照し、以前に作成した翻刻を修正したほか、1920年代の講義録の調査を行った。
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