研究課題
研究活動スタート支援
元禄期に江戸で活躍した不角ら前句付派や沾徳・沾洲ら非蕉門の俳諧師たちが、享保期に展開した多様な俳諧活動のあり方の一端を具体的に提示した。不角に関しては、享保期の月次興行について学会発表を行い、論文にまとめた。また、享保期に不角の息子不ケイ・寿角らによって刊行された俳書を調査し、不角が一家を挙げて自らの築いた地盤の維持に努めたことを明らかにした。沾徳・沾洲については、主として点巻・点帖類を調査し、特に露沾周辺の江戸の俳諧師の動向と合わせて分析をすすめた。
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国語と国文学
巻: 第90巻第9号 ページ: 21-35