国内においては占領期雑誌新聞情報データベースを用い「古典」「正典」「伝統」などのキーワードにかかわる記事の動向を調査した。メリーランド大学プランゲ文庫において、図書資料に収められた「古典」刊本の検閲を調査し、米国国立公文書館において、GHQ の日本「古典」についての調査資料を収集した。上記を分析考察する過程で、早稲田大学20世紀メディア研究所における口頭発表に加え、論文として「かいくぐることと自粛と」『検閲・メディア・文学』新曜社、2012年、133-140頁、「GHQ占領期における「文楽」の変容―「古典」になること」『Intelligence』 vol.13、68-78頁などを発表した。
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