本研究では「ヒトの幸福度は何らかの集団に属し、活動を行った量に比例する」という仮説に基づき、予備調査として20代~60代の男女524名、本調査として20代~60代の男女1,075名に対し、幸福度に関する項目および家族、友人、職場等のコミュニティにおける活動時間についてウェブアンケート調査を行い、その相関性の分析を行った。その結果、コミュニティ活動の相関としては「家族との接触時間」に多少の相関性がみられたが、それ以外においてはさほど相関がみられず、仮説は否定された。しかしながら、「何らかのやりがいを持っているか?」の項目が幸福度との相関性が高いことが発見された。
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