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2013 年度 実績報告書

冷戦下の日本・アジア・アメリカにおける社会民主主義の連鎖と相関

研究課題

研究課題/領域番号 24830043
研究機関関西学院大学

研究代表者

辛島 理人  関西学院大学, 先端社会研究所, 専任研究員 (20633704)

研究期間 (年度) 2012-08-31 – 2015-03-31
キーワード国際関係史 / 日本 / アメリカ / アジア
研究実績の概要

日本の社会民主主義者および関係者(大学知識人、社会党・民社党関係者、労組幹部、経済同友会指導者)とアメリカのケネディ・ジョンソン政権・民主党に近い知日派との関係を中心に、日米の文化関係を検証した。ロックフェラー史料館に所蔵された、ロックフェラー財団やフォード財団の史料を閲覧した。民間財団史料の閲覧を目的としたアメリカ訪問など、海外での研究調査を行った。
これらの調査と名古屋大学での研究会での議論をふまえ「アメリカのリベラルと日本の社会民主主義 ―― フィランソロピーからみる戦後日米特殊関係」『法政論集』260号を発表した。今後はここでの試論を深める方向に進みたいと考えている。
また、昨年度に発表した「日本型地域研究の生成と制度化 ―― 戦後日本経済とアジア研究」『人文学報』105号、2014年がきっかけとなり、ジェトロ本部および同アジア経済研究所にて開発援助の歴史についての講演を行った。アフリカ研究者らと日本の地域研究の歴史に関する議論を行うことができた。
最終的な成果として『帝国日本のアジア研究――総力戦体制・経済リアリズム・民主社会主義 』明石書店を2015年1月に刊行した。同書は全国紙で書評(日本経済新聞3/15・読売新聞4/19)されるなど注目を集め、4月に重版となった。2015年度も書評会をはじめ本書についての議論の場が設けられるので、フィードバックを受け今後の研究の進展に反映させるつもりである。

現在までの達成度 (段落)

26年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

26年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2015 2014

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 2件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (3件) (うち招待講演 3件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] アメリカのリベラルと日本の社会民主主義 ―― フィランソロピーからみる戦後日米特殊関係2015

    • 著者名/発表者名
      辛島理人
    • 雑誌名

      法政論集

      巻: 260 ページ: 277-298

    • 査読あり / オープンアクセス / 謝辞記載あり
  • [雑誌論文] 「日本学演習」授業実践の記録 ―英語でのアカデミック・スキルの習得を目的とする授業を担当して2015

    • 著者名/発表者名
      辛島理人
    • 雑誌名

      日本学報

      巻: 34 ページ: 211-213

    • オープンアクセス
  • [学会発表] だれが、なぜアジア経済研究所をつくったか2014

    • 著者名/発表者名
      辛島理人
    • 学会等名
      所内研究会
    • 発表場所
      アジア経済研究所(千葉県)
    • 年月日
      2014-12-18
    • 招待講演
  • [学会発表] 日本の援助事始め2014

    • 著者名/発表者名
      辛島理人
    • 学会等名
      援助政策研究会
    • 発表場所
      ジェトロ本部(東京都)
    • 年月日
      2014-12-17
    • 招待講演
  • [学会発表] Alternative Route - Symposium on Contemporary Art, History and Current Issues in Asia2014

    • 著者名/発表者名
      Masato Karashima
    • 学会等名
      黄金町バザール
    • 発表場所
      横浜市立大学(神奈川県)
    • 年月日
      2014-08-03
    • 招待講演
  • [図書] 帝国日本のアジア研究――総力戦体制・経済リアリズム・民主社会主義2015

    • 著者名/発表者名
      辛島理人
    • 総ページ数
      300
    • 出版者
      明石書店

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公開日: 2016-06-01  

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