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2013 年度 実績報告書

中高大学生の携帯電話・インターネット使用の実態をふまえた問題対応策の共同創案

研究課題

研究課題/領域番号 24830067
研究機関兵庫県立大学

研究代表者

竹内 和雄  兵庫県立大学, 環境人間学部, 准教授 (10639058)

研究期間 (年度) 2012-08-31 – 2014-03-31
キーワード携帯電話 / スマートフォン / 携帯電話依存 / 国際研修者交流 / ソーシャルゲーム / ネット炎上
研究概要

アンケート項目の作成から中高生の関与を多くして、4000人規模の実態調査を2カ所で実施した。結果を元に討議する機会を多く持った。
実態調査では、従来型携帯電話(以下、ガラケー)使用者とスマートフォン使用者の違いに焦点を当てた。その結果、スマートフォン使用者が、生活習慣、インターネット上での新たな出会いという2つの面で、予想以上に危ない状況だとわかった。まず、生活習慣については、スマートフォン所持生徒の就寝時刻が遅く、勉強に自信が持てず、イライラしていることがわかった。また、ネット上での新たな出会いについても、スマートフォン所持生徒が、多く経験していることがわかった。特に女子高校生にその割合が多いこともわかった。
この結果を教職員、法律関係者、ゲーム会社、警察関係者等に示し、対応方法を検討し、その内容を中高生に示し、生徒たち自身で、対応策を話し合う機会を多くもった。自分たちで「スマートフォンの使用ガイドライン」を策定したり、スマートフォンの使い方について考えるための啓発ビデオを作成したり、さまざまな策が講じられ、実際に取り組みに発展した。
今回の研究では、取り組みの成果について検討することはできなかったので、今後の課題としたい。取り組みに関わった教職員等の関係者からは、子どもたちの状況が改善されたという報告が聞かれているので、今後は、効果検証をできるところまで踏み込んだ研究に発展させていきたい。また、取り組みの中で、学校現場から、スマートフォン使用の低年齢化とそれに伴うトラブルの変化について多く聞くことができた。このあたりへの対策も今後の課題としたい。

現在までの達成度 (区分)
理由

25年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

25年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (14件)

すべて 2014 2013 その他

すべて 雑誌論文 (6件) 学会発表 (6件) 図書 (2件)

  • [雑誌論文] スマホ時代の教師に必要なこと2014

    • 著者名/発表者名
      竹内和雄
    • 雑誌名

      月刊道徳教育

      巻: 669巻 ページ: 78-89

  • [雑誌論文] ネット問題とネット掲示板実践2013

    • 著者名/発表者名
      宮川正文、竹内和雄、青山郁子
    • 雑誌名

      教育と社会研究

      巻: 23 ページ: 41-52

  • [雑誌論文] これが足りない、ケータイ指導2013

    • 著者名/発表者名
      竹内和雄
    • 雑誌名

      月刊生徒指導4月号

      巻: 43(4) ページ: 26-28

  • [雑誌論文] 別室登校を考える養護教諭座談会2013

    • 著者名/発表者名
      竹内和雄
    • 雑誌名

      月刊生徒指導5月号

      巻: 43(5) ページ: 22-27

  • [雑誌論文] ネットいじめ(ある女子中学生の声)2013

    • 著者名/発表者名
      竹内和雄
    • 雑誌名

      児童心理8月号

      巻: 67(12) ページ: 139-145

  • [雑誌論文] 生徒指導のカギは保健室2013

    • 著者名/発表者名
      竹内和雄
    • 雑誌名

      月刊生徒指導10月号

      巻: 43(11) ページ: 64-67

  • [学会発表] The intentions and actions of Internet delinquency among Japanese adolescents

    • 著者名/発表者名
      Kazuo Takeuchi
    • 学会等名
      16th European conference on developmental psychology
    • 発表場所
      University of Lausanne (Switzerland)
  • [学会発表] スマホ時代に必要なピア・サポート活動2

    • 著者名/発表者名
      竹内和雄
    • 学会等名
      日本ピア・サポート学会
    • 発表場所
      大阪教育大学(大阪府大阪市)
  • [学会発表] 和歌山県中学生サミットの取り組みから

    • 著者名/発表者名
      竹内和雄、金山健一、宮田里枝
    • 学会等名
      日本ピア・サポート学会
    • 発表場所
      大阪教育大学(大阪府大阪市)
  • [学会発表] 兵庫県立大学における高大連携ピア・サポート1

    • 著者名/発表者名
      藤村美穂、下木なつみ、竹内和雄
    • 学会等名
      日本ピア・サポート学会
    • 発表場所
      大阪教育大学(大阪府大阪市)
  • [学会発表] 兵庫県立大学における高大連携ピア・サポート2

    • 著者名/発表者名
      下木なつみ、藤村美穂、竹内和雄
    • 学会等名
      日本ピア・サポート学会
    • 発表場所
      大阪教育大学(大阪府大阪市)
  • [学会発表] いじめ問題の予防的アプローチ

    • 著者名/発表者名
      竹内和雄
    • 学会等名
      日本教育相談学会中央研修
    • 発表場所
      国立オリンピックセンター(東京都渋谷区)
  • [図書] スマホチルドレンの憂鬱2014

    • 著者名/発表者名
      竹内和雄
    • 総ページ数
      93
    • 出版者
      日経BP
  • [図書] 家庭や学校で語り合う スマホ時代のリスクとスキル2014

    • 著者名/発表者名
      竹内和雄
    • 総ページ数
      125
    • 出版者
      北大路書房

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公開日: 2015-05-28  

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