米国情報通信法制の研究―米国の法制度から日本法への示唆―

2013 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 24830077
• 研究種目: 研究活動スタート支援
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 公法学
• 研究機関: 国際基督教大学
• 研究代表者: 寺田 麻佑 国際基督教大学, 教養学部, 准教授 (00634049)
• 研究期間 (年度): 2012-08-31 – 2014-03-31
• キーワード: 情報通信 / 放送法 / 米国法 / 情報通信法 / ネットワーク

研究概要

わが国における情報通信分野における規制機関と規制手法の在り方につき、わが国において情報通信法制度を巡る様々な法改正の動きを前提として、活発な法律上の議論が行われた状況を踏まえつつ、学問的な議論を米国法との比較法的に深めた。情報通信分野における規制機関に関する議論は、米国に強い影響を受けた委員会制度の導入とその後の廃止等にかかる議論と密接不可分な関係を有している。現在の制度のまま独立性を高めた情報通信分野における規制機関の再検討を行うには、透明性の確保の問題以外にも、独立規制機関の設置に係る憲法上の問題点も慎重に検討する必要がある。

研究成果

• [雑誌論文] シンポジウム要旨:放送・メディア・表現の現在―情報通信規制の現在を踏まえて― (2014)
  • 著者名/発表者名: 寺田麻佑
  • 雑誌名: 社会科学ジャーナル 巻: 77 ページ: 128-131
• [雑誌論文] 公開講演記録:プライバシー・個人情報保護の新世代 (2013)
  • 著者名/発表者名: 寺田麻佑
  • 雑誌名: 社会科学ジャーナル 巻: 76 ページ: 131
• [雑誌論文] Open Lecture Report : Prospect of Independent Regulatory Organization (2013)
  • 著者名/発表者名: Mayu Terada
  • 雑誌名: The Journal of Social Science 巻: 75 ページ: 168-169
• [雑誌論文] 実質的証拠法則、新・法律学の争点シリーズ「行政法の争点」
  • 著者名/発表者名: 寺田麻佑
  • 雑誌名: 別冊ジュリスト 巻: 2014年9刊行予定
• [学会発表] Possibilities and Challenges of Independent Regulatory Organization (2014)
  • 著者名/発表者名: Mayu Terada
  • 学会等名: 2nd Comparative Constitutional Law Workshop for Young Scholars
  • 発表場所: 国立台湾大学法律学院(台北、台湾)
  • 年月日: 2014-03-21
• [学会発表] 'Japanese Independent Regulatory Organization'in Telecommunication Field (2013)
  • 著者名/発表者名: Mayu Terada
  • 学会等名: Forschungszentrums fuer Informationstechnik-Gestaltung (ITeG)
  • 発表場所: Universitaet Kassel, Kassel, Germany
  • 年月日: 2013-07-18
• [学会発表] 放送法・電波法の改正と国際放送実施命令・実施要請 (2013)
  • 著者名/発表者名: 寺田麻佑
  • 学会等名: 情報法・政策研究会
  • 発表場所: 東京大学(東京都)
  • 年月日: 2013-05-30
• [学会発表] 総務大臣がNHKに対してした国際放送実施命令と当該放送の受領を余儀なくされた視聴者の精神的苦痛 (2013)
  • 著者名/発表者名: 寺田麻佑
  • 学会等名: 行政判例研究会
  • 発表場所: 第一法規(東京都)
  • 年月日: 2013-02-15
• [学会発表] 放送政策の検討-最近の国際放送に関するNHKの判例を踏まえて (2013)
  • 著者名/発表者名: 寺田麻佑
  • 学会等名: 情報通信法制研究会
  • 発表場所: 国際基督教大学(東京都)
  • 年月日: 2013-01-12
• [図書] 行政情報・通信と法『法学入門』
  • 著者名/発表者名: 寺田麻佑・稲正樹・吉良貴之・新垣修
  • 出版者: 北樹出版、2014年出版予定