研究課題
1.時間変更型レヴィ過程の下での平均オプションの価格評価に関する研究2012年度からの継続研究である本研究は、可積分条件や数値例の追加および修正を経て、論文タイトル「Pricing Average Options under Time-Changed Levy Processes」として国際論文誌Review of Derivatives Researchの17巻1号に掲載された。2.時間変更型レヴィ過程の下での離散観測型経路依存オプションの価格評価に関する研究本研究では、時間変更型レヴィ過程の異時点間同時分布の特性関数の一般公式を導出し、さらには時間変更過程がアファイン過程と二次ガウス過程で与えられているとき、この多変量特性関数の閉じた解を与えた。得られた多変量特性関数の陽的表現を利用して、時間変更型レヴィ過程の下で離散観測型の幾何平均オプション、フォワード・スタート・オプション、バリア・オプション、フェイド・イン・オプション、ルックバック・オプションのそれぞれの評価公式を導き、数値実験でこれらオプション価格が高速・高精度に計算できることを確かめた。本研究は論文タイトル「Pricing Path-Dependent Options with Discrete Monitoring under Time-Changed Levy Processes」として纏め、現在、国際論文誌に投稿中。
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Review of Derivatives Research
巻: Vol.17, No.1 ページ: 79-111
10.1007/s11147-013-9091-7
http://akira2yamazaki.com/