研究課題
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台湾建築史のみならず台湾史研究全体において、戦前/戦後あるいは日本統治/国民党統治といったように、政治史的時期区分が無批判に適用されてきた。しかし、都市住宅という視点から見れば、こういった単純な二分法では捉えきれない、より複雑な状況が見えてくる。本研究は、台湾史における戦前・戦後史の断絶の克復するため、戦後台湾の都市住宅における日本統治期の建築技術の継承に焦点をあて、その台湾人の生活習慣への影響関係の考察を目的とした。「和室」および「鉄筋コンクリート補強煉瓦造」に着目し、戦前から継承された設え(和室)と建築技術(補強煉瓦造)が、戦後の都市住宅でどのように応用され、また変容したかを明らかにした。
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すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件)
日本建築学会学術講演梗概2013(建築歴史・意匠)
巻: Vol.2013 ページ: pp.623-624
台湾建築史論壇亜洲涵構中的台湾建築与都市
ページ: pp.338-362