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本研究の目的は，切りくずの凝着などによって加工特性が低下した切削工具を工作機械上で再生するという，これまでにない技術を提案・確立することである．アルミニウム合金などの軟質な金属の切削加工においては，被削材が溶融し工具表面に付着する 切りくず凝着が問題となっており，凝着が生じた切削工具は 切削抵抗の増大，切りくず排出性の低下，仕上げ面精度の悪化などを引き起こし，加工特性が著しく低下する．そこで，本研究では工具母材へのダメージを最小限にしつつ すくい面上の凝着のみを除去できるような手法を開発することで，工具表面の切りくず凝着を工作機械上で除去し，切削工具の“切れ味”を再生するという新たな切削加工技術を創出・構築し，実用化への目途を明確化することを目指す．
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