ディスク回転を伴う流れにおける流体起因の振動発生メカニズム解明を目指し研究を行った。ハードディスクドライブを念頭にシュラウド開口部の非軸対称性とデータ読書きアームを考慮した実験モデルを構築した。透明実験モデルに作動流体の屈折率を一致させた屈折率整合下で可視化実験を行い、複雑流れ構造を調べた。特に、大規模渦による幾何学的構造および、シュラウド開口部の停滞流、アーム後流に着目して解析を行った。その結果、非軸対称エンクロージャ・アーム挿入下においても幾何学的構造が維持される場合があること、流れはアーム挿入の影響を受けて強い三次元性を示すことなどが確認された。
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