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2013 年度 実績報告書

複屈折光ファイバーにおけるパルス捕捉現象を用いた非線形光ループミラーの開発

研究課題

研究課題/領域番号 24860068
研究機関岐阜工業高等専門学校

研究代表者

白木 英二  岐阜工業高等専門学校, その他部局等, 助教 (70633147)

研究期間 (年度) 2012-08-31 – 2014-03-31
キーワード光スイッチ / 超短パルス光 / 光ファイバー
研究概要

本研究は、次世代の超高速な光通信の分野で有用となる、超高速な全光型の光スイッチを開発することを目的としている。具体的には、パルス捕捉現象を用いた非線形光ループミラー(NOLM)を提案し、それを用いた全光制御デバイスを開発することである。平成25年度は、まずデバイスの測定用光源を製作した。次に、この光源を使用して、作成したデバイスにおいてスイッチング動作が得られることを実証した。また、NOLMの入出力特性を解析した。
作成したデバイス内でパルス捕捉現象を誘起するためには、偏波の直交する、2波長の2超短パルス光が必要となる。まず、測定用光源として、2波長・2超短パルス光を出力する、波長可変光源を構築した。この光源の種となる超短パルス光源として、超短パルスファイバーレーザーを用いた。種光源から出力される超短パルス光を一般的な複屈折光ファイバーに入射した。この入射する超短パルス光の強度や偏光方向を変えることで、偏波の直交する、2波長で2つのパルスを生成した。
次に、作成した全偏波保持ファイバー型NOLM(ループ長16m)の動作実証を行った。構築した2波長・超短パルス光源の出力をNOLMの信号光および制御光として用いた。制御光の時間差をミラーと移動ステージによる空間光学系を用いて調整した。今回、制御光と信号光をループ内で時間的に重ねたとき、NOLMの出力光を得られた。したがって、本研究において、パルス捕捉現象を用いたNOLMの動作を実証したといえる。数値解析の結果より、超短パルス光を出力できると考えられる。
さらに、デバイスのファイバー長特性や入力強度特性を測定した。入力エネルギーやファイバー長を改善することでさらに高いエネルギーの出力光を得られると期待できる。

現在までの達成度 (区分)
理由

25年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

25年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2013

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] パルス捕捉現象による非線形光ループミラーを用いた全光スイッチ2013

    • 著者名/発表者名
      白木英二、西澤典彦
    • 学会等名
      Optics & Photonics Japan 2013
    • 発表場所
      奈良県新公会堂
    • 年月日
      2013-11-12
  • [学会発表] パルス捕捉現象による非線形光ループミラーを用いた全光スイッチの開発2013

    • 著者名/発表者名
      相磯直志、白木英二、西澤典彦
    • 学会等名
      電気関係学会東海支部連合大会
    • 発表場所
      静岡大学
    • 年月日
      2013-09-24

URL: 

公開日: 2015-05-28  

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